とある税理士×税務ブログ

ここに税金に関するキャッチフレーズが入りますよ、と。

起業・創業

税理士開業4年目で思うこと

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2015年に開業してもうすぐ丸4年が経過します。

独立前に描いていた構想通りにいかないことがあったり、予想外の仕事があったりと紆余曲折がありましたが、何とか続けていけています。

今回は税理士開業後4年目で感じることについて書いていきたいと思います。

独立までの経緯

まず簡単に独立までの経緯についてですが、以下の通りとなります。

  • 大学卒業後に監査法人に入社して3年半ほど監査業務に従事する
  • 不動産会社に転職して売買仲介業務を1年半ほど実施
  • 資産税コンサルティングを主とした税理士事務所で1年半ほど従事
  • 税理士事務所開業

転職後の不動産会社が主に相続対策のための不動産売買の仲介業務を行っており、業務の中で資産税を専門とする税理士と話をする機会があったため、税理士として独立開業することに興味を持ちました。

独立する前に思っていたこと

都内の税理士事務所で勤務税理士として働いており、一通りの仕事とクライアントとのやりとりも経験できていたため、同じ水準で仕事をしていけば、今と同じ水準の報酬がもらえると考えていました。

さらにいうと、以前勤めていた税理士事務所は定期的に新規の顧客を獲得ていたため、自分が独立したとしても定期的に顧客が増えていくだろうと思っていました。

今思うと甘過ぎる考えです。

独立後に感じたこと

独立後には、思った通りに行かないことが多々ありましたが、独立したからこそ感じることのできるメリットもありました。

以下で独立後に感じたことについて記載します。

基本的に仕事がこない

意気揚々と独立し、事務所のホームページを開設したものの、問い合わせなど皆無で新参者の開業税理士に仕事など来ませんでした。

それも当然のはず、お客様はそもそも自分の存在すら知らないですし、他の税理士と何が違うのかの判断材料がないので仕事の依頼などされるわけもありません。

他の税理士との差別化を明確にしたうえでホームページ作成や宣伝を行えば、何かしらのアクションがあったのかなと感じています。

実力と顧客獲得能力は別物

実力があるからといって、顧客獲得を簡単にできるかといったらそうではありません。

逆に実力がなくても営業能力やSEO対策に長けていれば、顧客を獲得することができます。

恐らく独立した多くの方が感じる独立前の考えとのギャップがこの部分だと思います。

運が成功を左右する

独立して成功するか否かは運の要素が大きいと思います。

上記でも書きましたが、どんなに実力があったとしても運に恵まれなければ独立して成功するというのはなかなか難しいことです。

もちろん突き抜けて成功するには運以外にも実力があることが必要になってきます。

実際、これまで何とかやってこれいているのは、実力とかではなく、たまたまクライアントを紹介していただいたり、スポットの仕事がタイミングよく決まったりと運がよかったからだと思っています。

貯金はしといた方がよい

独立後は会計ソフト代や交通費、家賃を自分で負担しなくてはならないため、思ったより資金が減っていきます。

独立前は1年くらい仕事がこなくても問題ないくらい貯金をしといた方がいいと思います。

相続税の申告など契約内容によっては、報酬の支払いまでスパンが長くなるものもあるので、入金までの間をしのげるだけの資金はためておきましょう。

異業種交流会は意味がない

独立した当初はとりえず繋がりを増やそうと異業種交流会に何回か参加してみましたが、仕事につながったことは全くありません。

料金が3千円くらいの交流会だと、保険のセールスマンや何の職業なのか分からない怪しげな人たちが結構いる感じなので、あまり行く意味はないでしょう。

そもそも、交流会に来ている人たちはすでに顧問税理士がいる人が多いので顧客開拓には向きません。

顧客を選んでいる余裕はない

独立前は顧客層をある程度絞っていましたが、何も仕事がない状態で独立した以上、仕事を選んでいる余裕はありませんでした。

無論、無理なお願いは断っていいですが、ある程度想定の条件を下回っていたとしても、仕事がない場合はとりあえずやっといた方がいいと思います。

自分の判断で仕事を進めることができる

当たり前かもしれませんが、独立すると上司の承認が必要ないですし、顧客との付き合い方も自分の判断で決めることができます。

勤務していた時は、無駄だと感じる作業もこなさなくてはいけませんが、独立後は無駄だと思う作業は即やめればいいのです。

さらに、顧客に対しての時間配分も自分で決めることができるので、顧客のニーズに対して最大限答えることができます。

さいごに

税理士として独立しても、なかなか食べていくのが難しいという話を聞きますが、確かにそう思う反面、やりようによっては生活にはそんな困らないんじゃないかと思います。

いいことばかりではありませんし、勤務している時代とは比べ物にならないくらいの責任も負いますが、独立したからこそ経験できることもあるので、独立してよかったと思います。

今回の記事が独立しようと考えている方に対してどう映るかわわかりませんが、一つの例として参考にしていただけたらと幸いです。

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